HARA KENSUKE

ゲストティーチャー

2020年2月8日

今月末に

娘達の通う小学校でゲストティーチャーとしてお仕事についてと言うテーマで1コマ特別授業をする事に。

 

息子の時もやったのでこれで2回目だけど。

 

体育館を借りてトレーニングの実技でもと思ったけど、

ここはやはりなかなか目にする事のないであろう鍼治療について話したり、デモンストレーションをやろうかと。

 

よし、担任の先生にみんなの前で鍼を受けてもらおう。

 

子供達に鍼師とかトレーナーを目指してなんて事は思わないけど、

キミ達のお父さんお母さんは毎日毎日家族の為にこうやって働いているんだぜ、

そしてお仕事って楽しくやるもんなだぜ、

って事を伝えられればなぁと思います。

 

 

終わったらレポートします。

肉離れ(筋の部分断裂または完全断裂)

 

完全復帰させますよ。出来るだけ早く。

肉離れは、とにかく受傷後出来るだけ早い段階で治療を開始する事がとても大切です。

 

肉離れを起こした損傷部位は時間の経過と共に、筋肉の代りとなる結合組織という固い組織に置き換わり、離れた筋肉どうしを橋渡して修復してくれようとします。
これが俗に言う“シコリ”と言うやつです。

この事自体は、ヒトのカラダがまともに生活出来るようにと戻そうとしている作用なので、素晴らしい事で生物の凄いところなのですが、
しかし、スポーツをするにはこいつが実に厄介な存在となります。

 

何故かと言うと、

結合組織は筋肉では無いので元の筋肉の様には収縮弛緩をしてくれないからです。

 

時間が経ち、表面的には治った感じになり、
いいかなと思って走ると直ぐにまたビキッと再発する。または違和感が残り思い切って走れない感じになったりします。

そんな経験ある方も多いかと思います。

 

厳密に言うと、これは再発では無く、結合組織(シコリ)と筋肉の繋ぎ目がプチっと切れていくので、元の所がまた切れたというより
損傷部位が広がったと言えます。

というのも、結合組織は固い固い組織です。
なのでめちゃくちゃ丈夫なので、ここ自体はそう簡単には切れません。
この固い組織と筋肉の柔らかい組織の境目が物理的にどうしても弱く、そこが切れてしまいます。
これが肉離れは再発しやすと言われる所以です。
正常に収縮しないものが筋肉の代りに増えていくわけだから、そりゃいい事あるわけないですよね。

 

そして一度出来てしまった結合組織(シコリ)は元には戻る事は無いそうです。(解剖学の先生が教えてくれました)

 

ではどうすればいいか。

 

結合組織に成り切ってしまう前に手を打つ。

 

これがベストです。

 

時間を置くと炎症が長引き、じわじわと結合組織が作られていきます。
それを出来るだけ早い段階で食い止めるのです。

 

そこで絶大な効果を示すのが鍼治療

 

とは言っても、

刺しっぱなしで置いておく鍼治療とか、電気鍼、小さい鍼を刺してシールで押さえて帰す皮内鍼などではまず治りませんよ。

 

解剖学的に何筋のどの辺りが損傷しているのか見極め、機能解剖学的にどの様に治していくか見立てられなければ、なかなか確実に治す、早く治す、完全復帰させる事は難しいかと思います。

 

筋肉には筋繊維の走行、厚み深さ、弾性など様々な要素があります。

損傷していれば更に状況はシリアスです。

 

それを数ミリ刺しておいたり、電気流しただけで治れば苦労しません。

 

ボクは、僅か0.18mmの鍼を滑り込ませ、鍼先に伝わる感覚を手感じて治療します。

 

この人の筋肉はこういう形をしていて、
どこがどの程度悪いのか、良くなっているのかを感じながら。

 

患者さんのカラダはモノでは無く、刻一刻と変化していっています。
それを感じなければ良くは出来っこないです。

 

これまでに何百もの肉離れを治療させてもらってきましたが、
どんな酷い肉離れでもボクが治療して治らなかった人はいないと思います。

 

最後までキチンと治せば再発も起こしません。

 

何故そこまで言い切れるかと言うと、
肉離れの治療に自信があるからです。

 

短距離を疾走するアスリートはハムストリングを、長距離マラソンランナーはふくらはぎを肉離れする事が多いです。

 

もし肉離れで困っているのなら、是非一度ご相談ください。

 

必ずなんとかしますから。

 

ボク、失敗しないので。

箱根駅伝とヴェイパーフライ④

 

前回の続きです。

 

ズバリ!
ヴェイパーフライネクストパーセントはどのようなランナーに適しているのか。

そのヒントは前回ボクが問いを投げかけた通り、
“トップ選手と市民ランナーの違い”
“トップ選手でも男子と女子の違い”
この辺りにあると思います。

 

トップ選手と市民ランナーの違い。

 

答えは単純。

 

違うのは、スピードです。

 

彼らはハーフマラソンの距離を1キロ3分、速い選手は3分を切るペースで走ります。
(ちなみに大迫選手の持つマラソン日本最高記録2.05.50はペース2.58/km

 

そのペースで行くという事はどういう事か。

 

箱根駅伝などを観ていて分かったと思いますが、
着地の時に膝から下を前に投げ出し、踵からガッツリ入る選手なんて1人もいないって事です。

 

速く走るということはそういう事なんです。

 

ボクがランナーを見てきた、また自分もかつては3分切って走った事がある(もちろん短い距離ね)経験からすると、
1キロ3分チョイの走りを踵着地でやると、長く続かない、或いはそのうち壊れます。

 

これまで携わってきた大学のチームでも、
トップチームの選手は当然の如く効率的な前足部での着地をして走っていますが、
5,000mを15分オーバーで走る下部のグループの選手には、踵着地も数多くいました。

 

市民ランナーからしたら5,000mを15分台で走るだけで凄いんだけど、
箱根駅伝のメンバー入りを目指すには1分は遅いわけですからね。

 

キロ3で走り続けるには、地面に体重を掛け、そして地面からの反発をもらわなくてはなりません。

 

物理的に、地面の反力を如何にもらえるかに掛かっていると言えます。

 

なんとなく答えが見えて来たでしょ?

 

女子選手は何故あまり履いていないのか。

 

そう。
体重が軽過ぎる、脚筋力が強くない、
ピッチ走法、踵寄り着地でも走れる女子選手には、ヴェイパーの有効性を実感としてそれほど感じられないのだと思います。

 

その点、男子選手は自分の身長くらいからそれ以上のストライド幅で、地面をバスンバスンと踏んで走る選手が殆どなので、

ヴェイパーの爪先上がりの形状と、クッション性と、カーボンの反発がアドバンテージとなり、体感としても楽に進むなーと感じられるのでしょう。

 

もちろん女子選手にも例外はいますよ。
ストライドの大きいダイナミックな走りの選手、
筋力トレーニングを積極的に取り入れていて、しっかりと踏み込んで走る選手であれば。

 

逆に言えば、男子でも体重が50キロを切るような軽さでチョコチョコピッチ走りの選手だとしたら、ヴェイパーの良さはあまり感じられないかもです。

 

以上のような理由からヴェイパーが主に男子選手に受け入れらやすいのだと思います。

 

186cmの高身長で大きな走りだった
元日本記録保持者高岡寿成さん(2:06:16 2002年)や、
積極的にウェイトトレーニングにも取り組み、150cm と小さいながらも弾むようなダイナミックな走りだった日本記録保持者の野口みずきさん(2:19:12 2005年)の全盛期にヴェイパーがあったら更に凄かっただろうなぁと想像せずにはいられません。

 

書いてたら長くなっちゃったので、続きは次回にしよっと。

 

続きは⑤で

箱根駅伝とヴェイパーフライ③

 

今や長距離マラソンのトップ選手達の定番シューズとなっているヴェイパーフライネクストパー

 

今回は皆さんの最大の関心事、
選手はいいとして、果たして市民ランナーにはどうなの?
どんな走りのランナーに適しているの?
速く走れる代わりにその代償って無いの?
マラソンでの“ヴェイパー失速”て聞いた事あるけど、どうなの?
等について書いていきたいと思います。

 

テレビなどで駅伝やマラソンを観ていて疑問に思っていた人も多いのではないでしょうか。

 

あれ?男子選手はほとんど履いているけど、それに比べて女子選手はヴェイパー率低いなぁって。

 

ナイキからフルサポートを受けている大学女子駅伝で優勝した名城大学は全員ヴェイパーだったようですが、実業団も含めて駅伝でもMGCなんかでもヴェイパー女子は少なめで、
世界でもまだ女子はヴェイパーが独占とはなっていない感じです。

 

男子が圧倒的に多い。
何故だか分かりますか?

 

ここにヴェイパーフライネクストパーの有効性のヒントがあります。

 

“市民ランナーとトップ選手との違い”
って何でしょう。

 

ここにもヒントがあります。

 

あ、せっかくなので、皆さんの意見を聞いてみましょうか。

 

FacebookとInstagramにリンクしていますのでコメントください。

 

続きの話は、コメント欄の盛り上がり具合で決めよっと。

 

受け身では無く、考える事が大事。

 

箱根駅伝とヴェイパーフライ②

 

さて、
NIKEヴェイパーフライネクストパーセントですが、
何が凄いかを紐解くには、まず履いている選手達の感想を聞いてみるのがいいと思います。

 

ボクのところに治療に来るヴェイパーを履いて走っていると言う選手や市民ランナー30人くらいには聞いたでしょうか。

 

で、実際に話を聞いてみると、

選手って感覚で走っている事が多いので、まあ回答も感覚的。

 

・なんだか進むんです。
・ラップが感覚より数秒速くなるんです。
・とにかく楽に走れます。
・ダメージが来ないです。
・ふくらはぎが疲れなくなりました。
・ダメージが無いので故障が減った気がします。

そして、
・ベスト大幅に更新出来ました。

 

こんな感じ。

 

総合するとヴェイパーの効果は大きく2つあって、
ひとつは『楽に速く走れる』こと。
そしてもう一つは『ダメージが少ない』と言うこと。

 

こんな夢のようなシューズって有ります?

 

有るんです。
それがヴェイパーフライネクストパーなのです。

 

選手は練習時からキロ3(100mを18秒)以内で走らなければならないわけですが、
そうなると彼らがシューズに求めるものは、
まず“軽さ”です。脚を素早くさばかなくてはならないので当然でしょう。

 

そうなるとシューズはどうしても薄くなります。
メーカーもそのニーズに応えるべく、より軽いものを開発してリリースします。

 

今までは選手達もそれを求めて履いていました。

 

確かにシューズが軽くなる事は大きなアドバンテージです。

 

が、それには大きなリスクも伴います。

 

それは“クッショニング”です。

 

軽く薄くする代わりに、クッショニングと言う部分にはある程度目を瞑らなくてはならなかった。

 

でも、それはそういうものだと認識していたからさほど気にはして来なかったわけです。

 

そこで登場したのが、
“軽いと薄い”、“厚いと重い”の常識をひっくり返したヴェイパーフライネクストパーなわけです。

 

軽いのに衝撃も吸収してくれる、
しかもカーボンプレートの反発ももらえて楽に速く走れる。

 

夢のようなシューズ。
いや、夢では無く現実に登場したわけだから。

 

これを履かない手は無いでしょう。

手と言うか“足”か。

 

コーチや他のトレーナーとよくヴェイパー談義になるのですが、
練習やレースでの選手の大失速が減った。
故障者が例年より減った。
と言った意見もよく耳にしました。

 

ボク自身も治療の時に触ってみて、
筋肉の張りや関節付近に付着する腱の硬さが以前より和らいでいるなぁと感じたランナーが多くいました。

 

ポイント練習を以前と同じタイムでこなしてもダメージが少ないので、すぐにリカバリー出来、次の練習に繋げられる。

 

これは選手はもちろんだけど、監督コーチにとってもありがたい事で、最大の安心材料であり、闘えると思える大きな要素なんだと思います。

 

ボクの予想ですが、
今回の箱根駅伝で結果がとても良かったチームや選手は、この“楽に速く走れる”ということをいち早く認識して、これは行ける!とタイム設定をワンランクアップして日々の練習をして来たのではないかと想像します。

 

そうでなければ、今までの自分では臆するようなタイムでの突っ込みは出来ないんじゃないかって。

 

あの選手達の自信に満ちた表情での走りは、積み上げて来たからこそではないかって。

 

さて、次はみなさん最大の関心事。

ところで市民ランナーにヴェイパーってどうなの?
誰でも速くなれるの?
どんな人が履くといいの?
男子選手は多く履いているけど、女子選手には少ないの?
などについて書きたいと思ってます。

 

③へ続く

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