2019年8月17日
人にはそれぞれ戻るべき場所がある。
怪我を負ったアスリートならば怪我を克服し練習へ、そして試合に戻り結果を残さなければならない。
2ヶ月ほど前、
昨年試合中に負った肘の脱臼の後遺症で悩んでいるプロレスラーがハラハリに来た。
彼は平日は会社員として働き、週末になるとプロレスラーへと変身する“サラリーマンプロレスラー”だ。
掛かりつけの整形外科医では、日常の生活に支障は無いとみなされ、“完治”と判断され診察は終了となった。
しかし違うのだよ。
サラリーマンプロレスラーの彼にとっては、プロレスを思う存分出来てはじめて“完治”であり、それこそが日常なのだ。
相手に関節を取られる。マットの上で思い切り後ろ受け身が取れる。アクロバティックな技の時に片腕で体重を支えられる。
これらを怖さを忘れて出来なくてはならない。
じゃあ目指そうじゃないの、そこ。
当初は肘の完全伸展が出来ず、腕立て伏せもプルプルしてなんとかやってた。
毎週のように治療に来て、時にはリハビリトレーニングをしたりして。
本当にリングに戻りたいのがひしひしと伝わってきた。
そして先日8月12日、
彼はリングに戻った。
トレーニングを積めていないので、体力、試合勘はまだまだ納得のいく状態では無いだろうけど、
まずはリングに上がりプロレスラーに戻る事が出来、肘の痛みも無く試合を終えれた事にボクとしては一安心した。
TVに出ているようなメジャーな団体でも、まだ有名なレスラーでもない。
でもそんな大小は関係ないのだ。
人は自分の居るべき場所で、自分らしく立って生きる事が何よりも大切なのだから。
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