HARA KENSUKE

大学駅伝よもやま話

2019年4月13日

先日、この本の著者の出口庸介先生と久しぶりに呑んだ。

 

仕事で遅れて到着したボクが、

先生お久しぶりです!と握手を求め隣に座ると、

紙袋から一冊の本を引き出し、

健介はん、この本買うてくれたか?と、いつもの関西弁が返って来た。

 

あっ、先生、まだです!

 

ほんなら良かったわ。何冊か持って来たんやけど、これ最後の一冊や。まけといたるわ。

 

ありがとうございます!

あ、先生サインしてください。 とお願いすると、

オッケーと言って、テーブルの上にあったボールペンでシャラっとサインして渡してくれた。

 

別に押し売りしに来たんとちゃうで、と付け加えるあたりはさすが関西人だ。

 

この方、ボクと年齢がちょうど20歳違いの日体大駅伝部の大大先輩。

学生時代は駅伝主務を務め、卒業後は地元兵庫県で教諭になり多くの陸上選手を育てた。

コンピューターの無い学生時代から手作業で駅伝長距離マラソンのデータ集計をしており、その膨大な量と知識は世の中におそらく右に出る者はいない。

とくに大学駅伝に造詣が深く、この人ほど“箱根”を知り尽くしている人は他にいないと思う。

 

昨日はたまたま50代40代30代20代それぞれの元ランナーが一緒だったわけだけど、

一人ひとり、何年生の時に何区で区間何番、チームは何位だった、戦況はどうだっか、優勝はどこがしたなど、データがスラスラスラーと口から出て来る出て来る。

 

大学駅伝に付随して高校駅伝や中学駅伝にも興味があるもんだから、誰々が中学の時はタイムがいくつ、全国で何位、

ボクが全然知らないような選手のフルネームから出身まで次々と出てくる。止まらない。

 

まあ、話を聞いていて飽きない。ずっと聞いていたくなる。へー、へーの連続だ。

 

箱根駅伝観戦時は、“一家に一台”欲しいくらいだ。

 

まさに“駅伝の生き字引”。

金栗杯特別賞をあげてもいいと思う。

 

そんな出口先生が持っている多くの駅伝エピソードの中から厳選され纏められたのが、

この【大学駅伝よもやま話】ベースボールマガジン社だ。

 

箱根駅伝ファンはもちろん、ただ何となく大学駅伝を観ている人も是非手に取ってもらいたい。

 

大学駅伝の見方がもう一つ面白くなる事請け合いだから。

 

ひとしきり呑んだ後、みんなで改札口まで見送り、

ありがとうございました!またお願いします!と頭を下げるボクに、

 

健介はん、ほなまた

 

と手を挙げて改札の中へ入って行った。

ページトップ