2018年7月13日
治療家の自分を突き動かしているものはいったい何なんだろうと思う事がある。
ギックリ腰で腰をくの字に曲げて来る人。
試合を目前に肉離れをして絶望感を抱いて来る選手。
最後の夏の大会に挑もうとしている中学生。
故障に何ヶ月も悩まされてきた長距離選手。
はじめての大会出場に不安になっているランナー。
それぞれの理由で、カラダ、そしてココロが弱っている人達が心配な顔をしてボクの元へやって来る。
ボクは、この不安で心細そうな顔が好きではない。
どうにかして前向きな希望を持った明るい表情になって帰ってもらいたい。
それには技術と知識が大前提だけど、
何より心の底から良くしてあげたい、と言う気持ちを深く持っていてこそだと思う。
そして、その気持ちが空回りしないようにするには、確固たる技術だと言う事も分かっている。
無事レースを終えた
思った通りのプレーが出来た
旅行に無事行けた
仕事を痛みなくこなせた
日常生活が楽になった
そんな報告を受けた時は、ホントに嬉しく、
電話口のその人の安堵の表情を思い浮かべては、
あー、この仕事をやっていて良かったなって心底思う。
でも、
その一方で、満足してもらえなかった人も少なからずいると思うと、
気を引き締めなくてはと言う気持ちになる。
ボクには満足出来るゴールって無いんだろなぁ。
上手くいった事と、そうでなかった事、その両方が常にある。
その事が間違いなく、ボクを突き動かしているだんと思う。
今日も明日も明後日もガンバル!