2017年11月6日
連休真ん中11/4は、
茨城県の日立で活動している
日立陸上クラブ さん
のランニングクリニックでした。
先月に一般市民ランナー向けのランニングクリニックで訪れた際に、
コーチスタッフの方から、今度は子供達とコーチ陣対象に何かやってもらいたいと提案され、
だったらお父さんお母さんを巻き込んでしまいましょうよ、とボクが言ったら、
それいいですねー!となり、即開催が決定しました。
このクラブの素晴らしい所は、このやると決めたら即実行に移す決断力と決定力、
それと何より素晴らしいのは、コーチ陣の自ら学びたいと思う積極的で前向きな姿勢です。
上から目線で子供達に教えてやっていると言う気持ちが全く無いコーチ陣ばかりです。
指導者だから学ばなくていいとか、ひとつも動かずに口だけで指導するなんてのは、指導者とは言えないとボクは思っています。
指導者たる者、実践者たれ。
です。
出来る出来ないなんてそんな事は全然関係無いです。
自らやってみる事は大切だと思います。
やってみもしないで、出来ないから、やった事ないからオレは見ておく、とトライしようともしない大人がいますが、
「出来そうに無いならチャレンジなんてしなくていいよ」と子供達に指導したいのでしょうか。
違いますよね?
何事もチャレンジ、チャレンジ!
指導する側が子供より熱量が低くてどうするんですか。
今の子は積極性が足りないとか、集中しないとか、思った通りに動かない?
原因は子供にあるんですかね。
違うと思います。
さて、
前置きが長くなっちゃいましたが、当日の様子をレポート。
まずは始まりのご挨拶と簡単にボクの事を紹介して頂き、
続いて自己紹介と、今日何故お父さんお母さんにも参加してもらったかの説明をしました。
我が家の事を例えにお話させてもらいました。
うちには中2の息子と、小4の双子の娘がいるわけですが、
3人共足が速く、運動はまずまず出来る方なんですが、
お父さんには全く歯が立ちません。
何故なら、ボクは子供と競走をする時には、一切手を抜かず全力でやるからです。
お父さんより速い人凄い人はいないと思い込んでるわけです。
2年程前、ウサインボルトが走るのをテレビで観ながら、
娘が、お父さんとボルトどっちが速いの?
と真剣に聞いてきました。
思わず笑ってしまいそうになりましたが、
うーん、どうだろう。お父さんもう45歳だからギリ負けちゃうかなぁ、と答えました。
すると、3人共、えーっ⁈とのけ反って驚いていました。
だって自分達を圧倒的に置き去りにするお父さんより速い人と競走した事ないんだもん。
ボルトとは競走した事ないんだもん。
ボクは父親として、高い壁でありたいんです。
出来るだけ越えるのが困難な壁でありたいと。
だっていつか越えられてしまうんだし、
越えてもらわなくては困るし、越えられる事が何よりも楽しみなのだから。
ちなみに、先日ついに息子に100mダッシュで最後抜かれてしまいました。
ついに負けました。越えられました。
息子の心のガッツポーズが聞こえてきました。
悔しくもあり、嬉しい瞬間でした。
でもまだまだ負けていない種目がいっぱいあります。
まだまだ壁でいます。
そんな話をすれば、今回の意図はよーく伝わったでしょう。
はい、まず正しいストレッチです。
これはやってほしいストレッチを10種目ほど。
この時点でみんな悪戦苦闘。
ストレッチは子供はやりたがらないです。
何故でしょか。
つまらないからです。
でも、意味とやり方の説明と、ちょっとした仕掛けをすればやってくれるんです。
ストレッチ終わったら、フィールドに入って、
馬跳び。
トンネル潜り。
トンネル潜り&ジャンプ。
この3種目で、心肺、関節可動域と可動性、
コアの準備がだいぶ出来ます。
遊びではないので、ポイントを教えます。
ここでもちょっとした仕掛けです。
続いてはドリル。
姿勢作りと動き作りをダイナミックストレッチを交えながらやります。
ここでもちょっと隠し味。
大人も一所懸命、そして楽しく取り組んでくれています。
ほらね、子供達いい動きになってきた。
大人も。
最近ハマっているミニハードルドリル。
みんなが楽しそうにやるから、チビちゃんもやりたくなったんでしょうね。
ピョン!
お母さんもピョン!
コーチもビュン!
動きが良くなっとところで、
最後は、大人VS子供の鬼ごっこ対決。
大人あっと言う間に捕まってしまいました。
大人は大人げなく、子供は子供らしく精一杯走り回って楽しかったです。
最初はこのおじさん何だろって思っていた子供達も、最後は寄って来てくれました。
最後は元気に、
ありがとーございましたー!(お互いに)
今回も楽しかった。
次みんなに会うのが楽しみだ。