HARA KENSUKE

鍼治療家として生きる

2017年10月13日

 

最近、遠方からの患者さんがポツポツと増えています。

 

埼玉や千葉からはまだ近い方で、東海地方や中国・四国地方からも来院頂いています。

 

 

先日も九州から大学生が日帰りで治療に来てくれました。

 

何ヶ月もシンスプリントで悩まされていて、

今のままでは治って走れる気がしないと考え、

思い切ってボクの所へ連絡して来たとのことです。

 

痛めてから、当然地元でも治療をしてもらっていたんでしょうが、もうひとつ良くならなかったんでしょうね。

 

実は彼、高校生の時に一度ボクの治療を受けた事があるらしいのです。

 

“らしい”と言うのは、申し訳ないけどボクは覚えていなかったのです。

 

2年程前にBCTの指導に行った、たくさんの高校が集まった150人くらい参加の合同合宿で、

先生に頼まれて、チョイチョイと簡単な治療をしたのですが、

その彼曰く、一発で治ってその後走れるようになり、結果インターハイまで行けたとの事でした。

 

覚えてない・・・。

 

だから今回も、との思いで東京まで行く決心をしたそうです。

 

 

とても有り難い話だし、

とても責任を感じます。

 

でも、もちろん応えます。

 

自信が無ければ引き受けませんから。

 

とは言いつつ、その後どうなったかはちょっと心配になります。

 

昨日、彼にその後1週間経ったけど具合はどうかと連絡してみました。

 

 

体力も落ちているので100%はまだだけど、“元気に走れてる”そうです。

 

治療家として少しだけホッとする瞬間です。

 

でも、トレーナーとしてはまだです。

この先があります。

 

彼がもっとしっかり練習を積めて、そして大会で思うような結果を出せた時がゴールで、本当に喜べる時です。

 

ボクらの仕事って、

関わった人の人生のほんのほんの一部、一瞬に過ぎないんだけど、

その人に少しでも関わらせてもらえて、少しでも力になれる事がやり甲斐となっていて、

有り難い事と思っています。

 

ギックリ腰で日常生活が辛かった人が普通に過ごせるようになり、

肩が痛かった人が治って、趣味のバドミントンで再び思いっ切りスマッシュを打てるようになったり、

お医者さんで、もう運動をやめなさいと言われた人が元気に戻れたり、

肉離れが治って、中学最後の大会に間に合ったり、

ちょっとしたキッカケに過ぎないんだけど、

そんな手助けやお手伝いが出来ればなぁと言う思いで日々やっています。

 

 

最近は、ランニングやトレーニングの事が前面に出ていて(って、自分でその事ばかり書いてるだろって)、

治療家としての部分が見えにくくなっていますが、

 

ボクのココロの殆どは治療家としての想いが占めていますから。

 

 

技術と知識と想い、全てが高く、そしてバランス良く持っている事が何より大切な仕事。

それが治療家なんだと思う。

 

これは“志事”なんだろう。

 

 

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