HARA KENSUKE

手当て

2017年7月10日

 

以前にもお話したことのある、ボクが唯一往診治療をしている上野のおばあちゃんの話

原くん

 

今日も午前中に行って来ました。

 

4月で91歳になったそうです。

 

今日もいつも通り全身のチェックと調整の鍼をしました。

 

会話をしながら、首から足先まで肌に触りながら、筋肉の状態や異変が無いか診ていきます。

 

背中をさすりながら触診していると、

 

『原くんの手は暖かくて、柔らかくて優しくて気持ちいいねぇ』

と言われました。

 

そして『安心するわ。これが“手当て”なのよねぇ』って。

 

おそらく20年も触っているので、ボク自身が彼女のどこをどう触ったら心地いいのか自然と分かっているのでしょうね。

 

 

ボクの鍼の師匠の手がとても繊細でいつも暖かく、優しい手つきだったのを思い出しました。

 

 

“手当て”

まさに痛い所に手を当てて癒す。

カラダの部分だけでは無く、ココロの痛い部分も。

 

これが治療の原点だといつも思っています。

 

 

ここ数ヶ月で筋肉が少しずつ衰えてきた感じがして、口には出さないけどちょっと心配していました。

 

すると、帰り際、

何かを感じたのか、

ベッドの上からボクに向かって『頑張りますねー』と手を振ってくれました。

 

 

 

 

駅まで歩きながら、なんだか知らないけど涙がポロポロ落ちて来てしまった。

 

長生きしていつまでも元気でいてもらいたい。

 

 

 

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