HARA KENSUKE

嬉しい事

2017年4月11日

なんだか嬉しい話や楽しい話ばっかりいつも書いているようだけど、

事実皆さんのお陰で毎日そういう思いをさせてもらっているので、懲りずに今日も聞いて(読んで)やってください。

 

 

先日、

ある女性から電話がありました。

 

「治療をお願いしたいのですが、今日の夕方は入れますでしょうか?受けたいのは私ではなく主人なんですが。」

 

ごめんなさい。今日午後はどうしてもいっぱいで、月曜日になってしまいます。

どうしましたか?

 

「ギックリ腰みたいなんです。そうですか。主人に聞いてまたお電話します。」

 

それは辛いですね。ごめんなさい。お電話待ってます。

 

 

直ぐに掛かって来た。

 

「月曜日の夕方、仕事終わってから伺わせて頂きます。」

 

はい、はい、大丈夫ですよ。それまで大変ですけど、無理しないよう過ごしてください。来たら何とかしますから。

 

「お願いします。

あのぉ、ハラ先生って10年程前に日体大の駅伝部で治療されていませんでしたか?」

 

うん、してましたよ。

 

「やっぱり!私10年くらい前、高校生の時に先生に一度治療してもらった事があるんです。◯◯高校の時。」

 

えっ⁈

旧姓なんて言うの?

 

「◯◯です。」

 

はいはいはい、憶えてる、憶えてる。やり投げだったよね。自宅にも来たでしょ。

 

「憶えてくれてるんですか⁈一度か二度なのに。」

 

そりゃあ憶えてるさ。忘れるわけないよ。

確か看護の学校に進むって言ってたよね。

いやぁ、そちらこそよく憶えてくれてたね。

 

「そうです。それまで憶えてるんですか。学校出て今は養護教員、保健室にいます。あの時良くしてもらって、将来何かあったら絶対にハラ先生を頼ろうとずっと思っていたんです。今回は主人ですが。」

 

へー。そうなんだ。

いやぁ、嬉しいなぁ。ありがとう。

じゃあご主人来たらしっかり治療しておきますね。

 

「お願いします。」

 

と電話は終わった。

 

 

そして昨日、

ご主人を連れて一緒に来てくれた。

 

「お久しぶりです!」と入って来た。

 

うわー、久しぶり!一緒に来たんだ。

また綺麗なお姉さんになっちゃってー。

話たい事山ほどあるけど、まずはご主人の治療をしなきゃね。

 

「はい。お願いします。治療見学していいですか?」

 

どーぞ、どーぞ。

 

鍼の事や治療の事、症状の事を2人に説明しながら施術する。

 

治療の合間に、お互いのこれまでの話で盛り上がる。

 

はい、これで治療終わります。

立って腰動かしてみてください。どうですか?

 

うわー、かなり楽です。

 

「先生やっぱりすごーい!」

 

キミを治療した頃から10年経ってるからね、ボクもそりゃあ多少は進歩しましたよ。

今から思うとあの頃ショボかったなぁ。当たり前だけど。

 

「いやいや、私だって一回で良くしてもらったんだから、すごいです。」

 

そんな事ない。これがボクらの仕事なんで。

それより、どうやって知ったの?当時は治療院も構えてなかったし、住んでる所も変わってるかも知れないし。

 

「携帯にお名前をずっと入れていました。で、今回連絡しようと思ってメールしてみたらやっぱり変わっていて。

でも絶対どこかで活躍しているはず!と思って、「原健介 鍼  日体大」って検索したら、まずFacebookにヒットして、あ!絶対この人だ!ってなって、そしたら三軒茶屋にいるって事が分かりました。ホント見つかって良かったです。助かりました。」

 

そーかー、見つけたかー。今はネットがあるから凄いね。悪い事出来ないね。

 

 

「私も坐骨神経痛なんで今度お願いしていいですか?」

 

もちろん!また来てよ。2人で。

 

「また来ます。」と、腰が軽快になり安堵の表情になったご主人と一緒に帰って行った。

 

 

30年近くトレーナー治療家をやっているけど、

長くやっていると、色んな出会いがあり、別れも当然ある。

 

良くしてあげられた事もあれば、期待に添えなかった事も沢山ある。

 

その時その時を一所懸命やる事しか考えられないし、どうせボクはそれしか出来ない。

 

でも、その事がこういう嬉しい再会にも繋がるんだと思うと、この仕事をやってて良かったなと思うし、

そして、もっともっと頑張らなくてはならないと、初心に帰らせてくれる。

 

明日からもっと頑張る。

 

 

 

 

 

 

実は、今回のような事はボクがずーっとずーっと夢描いていた事です。

 

ボクの鍼の師匠(小林治尚寿先生)がそうだったので。

 

先生に高校生の時に治療された方が教員になって生徒を連れて来る。

社会人になって、大切な取引先の人を治療に連れて来る。

10年経っても、困った時はやっぱり小林先生だとやって来る。

自分の大切な人を紹介、連れて来る。

 

これでこそ真の治療家だ、って思っていました。

 

まだまだ経験も腕も人望も足元にも及ばないけど、いつか追い付きたいし、越えたい。

越えなければ、15年も修行した意味ないから。

 

そう思っています。

 

日本代表のトレーナーに成りたいとか、有名なあのチームに付きたいとか、有名人のトレーナーに成りたいとか、

そんな事にはボクは全く興味がない。

 

 

 

 

 

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