2016年12月18日
昨日は、
栃木県のとある県立高校の陸上部での指導でした。(顧問の先生が大学の同期生です)
この高校には7月に一度来て、BCTの基礎をやっています。
今回は、一歩進んで、ウォームアップやドリル、
ウェイトトレーニングについてみっちりとやりました。
もちろん全てやって見せます。
今までやった事のないウォームアップに苦戦する生徒達
これがウォームアップだ!
と言うところを教えます。
準備体操では走れません。
普段やっているトレーニングを見せてもらい、
正しいやり方を教える事もボクは大切にしています。
今までなんとなくやっていたトレーニングの本当の意味を知り、正しい動作を身に付けると自身自身に“気付き”があり、やる気と効果がググッと上がります。
例えばこの“《手押し車》や《ダイナマックス投げ》。
この種目をやりなさいとボクが推奨してるわけではありませんよ。
やった事がある、普段やっていると選手が言ったので、実際にやってもらい、正しいやり方と意味を教えたのです。
これで次からは自ら考えてやるでしょう。
部活動の中心はあくまでも生徒です。
彼らが自らで考えて行動する“仕掛け”をするのが、指導だと思っています。
そして、ウェイトトレーニング。
これも週2ではやっているとの事だったので、どんな風にやっているのか、まず見せてもらい、そのあと正しく動作を教えました。
スクワットだけに40分くらい費やしちゃいました。
正しい動作と意味を徹底的に覚えます。
仲間どうしで見合って、アドバイスし合って、考える。
これがいいんです。
ちょっとだけヒントを与えて、あとは自ら考える。
とにかく口を出さずじっくり見てあげる。そこも大事。
部活動の中心は生徒だと言いましたが、
顧問の先生やコーチ指導者も部活動では、ある意味主役です。
毎日見ている先生方が、上からでは無く、同じ目線になり、一緒に考え、一緒になって汗をかく。
そういう姿勢に生徒は尊敬し、ついて行くんだとボクは信じています。
今回の高校の先生は2人共とても熱心で、生徒の事を真剣に考えている素晴らしい指導者でした。
結果も大事だけど、中高生は人格形成にとても重要な時期。
指導者や周りの人を、そして自身自身を尊敬出来る人になってもらいたいですね。
ボクはトレーニングを教えに行ってる思いきや、実はトレーニングを通じてそんな事を伝えたいと、常々思ってやっています。
ボクは決して先生ではありません。ハラケンです。
どこへ行っても目線は同じです。
頑張る人達のサポーターです。