2016年9月3日
ここのところ、腰痛の患者さんが続いています。
しかも、
ヘルニアだったり、ギックリ腰だったり、
かなりの重症の方ばかり。
ランナーの方、ゴルフをやる方、会社員や主婦、アスリートから一般の方と、
色んな方がいますが、基本的に人のカラダは同じです。
治療の根本は変わりません。
いつ頃から、何をしていて痛くなったのか、
自分ではとくに思い当たらないと言う人にも、しつこいくらいに何か日常生活や運動の仕方に変化が無かったかを聞き出します。
よーく思い返すと、あっ、て事に思い当たったりするもんです。
例えば、クルマやソファを買い替えたとか、オフィスのデスクの配置が変わったとか、
ゴルフでフォームをいじったとか、
シューズを替えたとか、
自分では、それが原因?なんて事が、実は腰痛のキッカケになる事が結構あるんです。
と言うか、外的要因が殆どです。
次に、
整形外科で診断を受けた方は、どこがどうだと言われたのか、レントゲンやMRIではどんな状態だと言われたのか、どれくらいで治ると言われたのか、薬はもらったのか等を出来るだけ詳しく聞きます。
お医者さんからの情報もとても重要です。
そして、動作を見ます。
指標となる幾つかの動作をしてもらい、
どの動作をした時に、どこが痛くて、どこから痛みが来ているのか洞察します。
ここが治療においては最重要。
(いや、全部大事かな)
何故かと言うと、各トレーナーなり治療家の出来る治療の技術はそれぞれでまちまちです。
教科書に載っているような整形外科的テストを片っ端からしたところで、それが自分の技量に反映出来るものでなければ意味が無いわけです。
それらを何もしないで治療に入るのは、治療家としては問題外です。
治療前後でどう変化したかの指標が無ければ、治療する方もされる方も評価が出来ませんからね。
評価は大切です。
例えば、腰痛において、
捻った動作で痛めたっぽいと話しているのであれば、経験的にどこを痛めているのか推測しつつ、それを評価する動作をしてもらい、痛みの出ている箇所や痛みの強さを探ります。
そうやって様々な情報を最大限に考慮に入れて、原因を探り、どう対処するべきか策を練ります。
世の中には腰痛になる人と、なった事のない人、一生ならない人がいるわけです。
腰痛になる人は、なるべくしてなったカラダやカラダの使い方をしています。
ならない人は、ならないだろうなぁって言うカラダとカラダの使い方をしています。
それは見たらに分かります。
腰痛の原因は人それぞれです。
痛み方もまちまちです。
基本を押さえつつ、個々に合った治療方針を立てなければ良くなりません。
いずれにしろ、腰痛は辛いです。
日常生活にも支障をきたす事も多々ですから。
出来るだけ早く痛みから解放してあげたいとう思いで精一杯治療させて頂いています。
腰痛に限らず何でもですが、
我慢はせず、こじらす前に早めの受診を勧めします。
ちなみに、ボク30代は腰痛の日々でした。
年に10回以上はギックリ腰起こすし、腰に違和感の無いなんて感じた事無かったです。
しかし40になる辺りから、腰痛はまず起さなくなりました。
それはセルフコントロール出来るようになったからです。
(自分で腰に鍼を打てるわけじゃないですから)
カラダの使い方と筋肉を付けるべきところに付けるんです。
腰痛は克服出来ます。