2016年7月6日
速く走るには、とにかく走るしかないと思っていませんか?
走ってさえいれば、速くなれると思っていませんか?
もしアナタがこれから先記録を伸ばしたいと思っているのであれば、
今記録が伸び悩んでいるのであれば、
故障を繰り返しているのであれば、
ちょっとだけ目線を変えてみては如何でしょうか。
その突破口はアナタが目を向けている正面にあるとは限らないのです。
それは実は自分の内にあったりするんです。
トップアスリートは、メイントレーニング(ランナーで言えば走る事)より、むしろそれ以外の部分を大切にしています。
食事・睡眠・休養・メンタル・ウォームアップ・ダウン・ケア、そしてカラダ作り。
全てが大切で、どれも疎かにしてはならないもの達です。
とにかく大切なのが、準備です。
ボクの考えでは、挙げたもの全てが準備だと思っています。
走ったから食べるのではなく、走る為に食べる。
疲れたから寝るのではなく、走る為に寝る。
練習したから休養ではなく、次いい走りをする為に休む。
いい動きをする為に丁寧にウォームアップする。
ダウンやカラダのケアにしたって、練習したからやるんでは無く、
次の練習の為の準備だと捉えるんです。
生きている以上、全ては一本に繋がっていて切り離せないわけですから。
日体大記録会など、トップ選手の出場する大会を是非見に行ってみてください。
選手達の行動が間近に見れます。
そして走りだけではなく、選手達の走り以外の行動を観察してみてください。
選手達のウォームアップは実に丁寧ですし、走った後のダウンジョグやストレッチに時間をタップリ掛けているのがよく分かりますよ。
よく観察していると、競技レベルが高い選手ほどしっかりやっているのが分かります。
そうでない選手は残念ながら、サッと終わらせてしまう傾向にあります。
こういうところで差が出るわけです。
ボクが日体大駅伝部のトレーナーをしていた時にいつも選手達に言っていた事があります。
「自分の準備や片付けを丁寧に出来る選手は雑な走りは絶対にしない。
でも準備片付けを雑にやる選手はミスをする。
全て自分に返って来る。もちろんいい事も。
自分の為に準備をしよう。」
この言葉がBCTの発想の原点なんです。
さて、前置きが長くなっちゃいましたが、本題へ行きます。
今日の動画です。
スクワットジャンプBCTバージョンです。
これは、走る前にウォームアップとしてやってもらいたいです。
まずは動画をどーぞ。
なぜBCTバージョンかと言うと、
ボクのコダワリが沢山詰まってるからです。
太ももが床と平行になるよう深くしゃがんだところから始めます。
これが意外と出来ない。自分で思ってるより腰が高かかったり、しゃがみ過ぎたり。
そこから、股関節の前を完成伸展させるように、ギュン!とお尻の力で強く立ち上がります。←めちゃ大事。
立ち上がって接地したら、すかさず元のしゃがんだ姿勢に戻る。この時、膝では無く、お尻で衝撃をキャッチする。←ここ大事。
これを連続して行ないます。
接地にポイントがあります。(ここがBCTバージョンたる所以の一つ)
足首の角度です。
動作中、足首の角度を変えないんです。
どういう事かと言うと、ふくらはぎを使って蹴らないって事なんです。
アキレス腱と足裏の腱反射を意識するわけです。
しかも、前足部の接地と臀筋使うタイミングをビシッと合わせてあげるんです。
その辺を踏まえて、もう一度動画を見てみてください。
他にも膝の向きや位置、姿勢の作り方や手の出し方など、いっぱいポイントがあります。
が、長くなるのでこの辺でやめてときます。
10〜20回連続でやってみましょうか。
このエクササイズ、あくまでも準備ですからね。
このシリーズも順次アップしていきますね。
(ボクの気まぐれ投稿)