HARA KENSUKE

鍼のお話

2016年6月29日

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今日は、

鍼の痛みについてお話したいと思います。

 

鍼治療と聞いて、

イメージするのは、やはり“痛い?”って事でしょう。

 

そりゃね、先が尖ったハリをカラダに刺すわけですから、“痛そう”なイメージがあって当然です。

 

最初は怖くて当たり前です。

 

ですが、

鍼治療って実際に受けてみると、ビックリするくらい痛く無いものなんですよ。

 

ボクの治療を初めて受けた方によく、

「ハラケンさんの鍼は細い鍼使ってるんですね」

と言われます。

 

 

違います、違います。

 

恐らくどこの鍼治療院で一般的に使われているのと同じ太さの3番鍼(0.20mm)鍼を使用しています。

 

もしかしたら、他の治療院ではもっと細い2番鍼(0.18mm)とか1番鍼(0.16mm)を使っているかも知れません。

 

これが3番鍼

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左が3番鍼、右が0.5mmのシャーペンの芯。

こんな細いんです。

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では何が違うかと言うと、

 

それは技術です。

 

鍼を刺入する技術の違いなのです。

 

 

以前に来た競泳のリオオリンピック代表選手の腰痛治療の動画です。

 

鍼で痛みを感じるのは、

 

切皮(せっぴ)と呼ばれる、最初のトントントンとやって鍼を皮下に入れる局面です。

 

皮下には痛覚が多くあるので、痛みが出やすいわけです。

 

ですから、痛くするのは簡単です。いくらでも痛く出来ます。

 

ドンドンドンと雑に叩いたたり、一発でズバッと打ち込めばいいわけですから。

 

鍼が痛い先生は、まずここで痛いわけです。

 

じゃあ痛くないようにするにはどうすればいいか。

 

単純です。

 

優しく入れてあげればいいんです。

 

もちろん、これが難しいわけですよ。

 

そこが技術です。

 

 

 

次に痛いのが、

目的の深さまで入れていく過程の刺入痛(しにゅうつう)ってやつです。

 

これが下手だと、とにかく痛いです。

 

なぜ痛いか。

 

真っ直ぐ入っていないから痛いんです。

 

鍼って、細くてクネクネしてるから、真っ直ぐ入れるのがとても難しいんです。

 

皮下から鍼を沈めて行く時に、くねんくねんさせながら入れて行けば、尖った鍼先がカラダの中で、あっち向いてこっち向いて進んで行くわけだから、痛くて当たり前ですよね。

 

ではどうすればいいか。

 

真っ直ぐ入れればいいんです。

 

そこが技術なんです。

 

 

あと、抜く時にも痛みを伴う事があります。

 

真っ直ぐ入って行かなかったものを無理矢理引き抜くわけですから、

そりゃあ痛いです。

 

正しく入れれば、痛くないんです。

 

 

鍼の痛みには、もう1つあります。

 

鍼の世界で言う“響き(ひびき)”といやつです。

 

鍼が目的の場所に達して刺激された時に、

ズーンとか、フワッとか感じるアレです。

 

 

これが、ズキッ!だったら、めちゃ痛いです。

 

闇雲に刺せば、当然そうなります。

 

鍼をコントロールしつつ、鍼先の情報を手でしっかりキャッチし、痛みを柔らかく解くように刺激してあげる事が大切なんです。

 

部位(足裏や手のひらなど痛覚が密集している所)や症状(炎症が強く出ている状況)によっては、どうしてもある程度の痛みは避けられないケースもあります。

 

ですが、

それにしたって少ない本数で、鍼の痛みを最小限に抑えて施術するのが鍼師の義務だと思っています。

 

 

痛みのある箇所に更に上回る痛みを与えて治す、という療法も世の中には有りますよ。

 

それは否定しません。

 

 

ただ、ボクにはそれは出来ません。

 

だって、痛い所を治しに来て、お金払って、更に痛い思いされられたんじゃあ辛すぎます。

 

ボクが目指すのは、サラッと治ってる。

 

これです。

 

世の中には色んな鍼治療院があります。

 

でも鍼と一括りにされがちです。

 

色々と体験してみて、自分に合った治療院を見つけてみるといいと思います。

 

 

 

 

 

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