2016年6月27日
今朝からおケツが筋肉痛のハラケンです。
2日間続けて選手に「ここをこう使うんだよ。」と何度も何度もやりながら教えてたら、
見事に筋肉痛。
しかも臀部の下の方、股関節伸展筋のみ。
色んな種目をやったけど、ここにしか筋肉痛が来ていない。
狙った箇所にバッチリ効いている証し。
選手はどうだっただろう。
太ももの前やふくらはぎに筋肉痛が来ていたら、まだ使う部分を意識してコントロール出来てないって事。
筋肉痛そのものがいいとか悪いとかの話は別にして、
筋肉痛が一つの指標にもなり得る。
狙った箇所、狙った動きは出来ているか。
以前、こういう患者さんがいた。
「走ってると必ずと言っていいほどふくらはぎが攣るんです」
見てみると、かなりしっかりとした筋肉の付いた“立派な”ふくらはぎをしている。
思わず聞きました。
で、これ何か対策していますか?
「はい。弱いと思って毎日カーフレイズをやっています。」
うーん、それが攣る一番の原因かも知れませんよ。
「え⁉︎」
だって、ふくらはぎ使えよー、ふくらはぎ使って走れよーって毎日カラダに叩き込んでるわけでしょ?
「え⁉︎そういう事なんですか?逆の事してたんですか?」
弱いから攣るとは限らないんですよ。逆にふくらはぎをあまり使わないようにしてあげればいいんですよ。
ふくらはぎに負担を掛けないようにカラダの使い方を導いてあげればいいんですよ。
臀筋をしっかり使えるようになれば、ふくらはぎなんて気にならなくなりますよ。
カラダの使い方の感覚をちょっと変えて、尚且つそれを維持する為の筋肉や動きを付けていけばいいんですよ。
この市民ランナーの方は、今ではフルマラソンの後半でもふくらはぎが攣らなくなりました。
BCTは、
自分を知り、自分をより良い方向へ導くトレーニングなのです。